いっそのこと、ガソリン税とかナントカ税を全部ゼロにしてくれれば安くなるんじゃない?」
今日はニュースでよく聞く激変緩和措置急激な価格変動を和らげるための国の一時的な対策(補助金)とトリガー条項ガソリン価格が160円を超えたら税金を約25円安くする法律の約束(税金カット)の違いを整理してみよう。」
今回は、今行われている「補助金」と、たびたび話題になる「トリガー条項(税金カット)」の違いを中立に翻訳して整理しました。
- 今の対策: 「補助金」。国が石油会社や電気会社にお金を払い、僕たちが買う時の価格を強引に抑え込んでいる状態。
- もう一つの案: 「税金カット」。ガソリン税の一部を一時的にゼロにする仕組み。ただし、現在は法律で「凍結」されて使えません。
- 議論の核心: 「不透明な補助金を続けるより、税金を直接下げるべきだ」という声と、「税金を下げると地方の財源がなくなる」という声がぶつかっています。
「補助金」と「税金カット」を僕らの言葉で翻訳すると?
今行われているのは、僕たちの手元に届く一歩手前で食い止める「蛇口での対策」です。
ポイント1:補助金は「大元の会社」に配られている
ガソリンなら石油元売り原油を輸入して製品を作る大元の会社(ENEOSなど)、電気なら電力会社に国がお金を払っています。
僕たちが安く買えるのは、その会社が「国からもらった分、価格を下げて売ってくれている」からです。
ポイント2:トリガー条項は「凍結中」の隠しスイッチ
ガソリン価格が一定期間高くなったら、ガソリン税の一部(約25円)を自動的に止める仕組みです。
2011年の東日本大震災の際、復興には莫大なお金が必要でした。そこで「今はガソリン税を安くしている余裕がない」と判断され、復興財源を守るために法律で一時的にスイッチがロックされたのです。
このロックを解除すると、本来入るはずだった地方揮発油税道路整備などに使われる地方自治体の税金などの地方の予算が減ってしまうという懸念があります。
【シミュレーション】補助金 vs 減税、どう違う?
今の「補助金」と、もしトリガー条項を発動した「減税」の場合でどう変わるか見てみましょう。
ガソリン価格 & リスク比較
ボタンで「世界線」を切り替え国が赤字国債将来の国民が返さなければならない国の借金を発行して、毎日数十億円を元売り会社に注入中。将来のツケ払いです。
・現在の平均価格: 175円(補助金10〜20円程度込みと仮定)。
・減税時: 補助金なしの本来価格(約190円)から25.1円減税=約165円と試算。
結果として、現状の補助金よりも「減税(トリガー解除)」の方が店頭価格は安くなる計算です。
【メリット】今の「補助金」の良いところ
家計の急変を防げる(自分事化):
もし補助金がなければ、ガソリン価格は1リッター200円を超えていた時期もありました。急な「月5,000円の支出増」といった事態を和らげてくれています。
すべての商品の値上がりを抑える:
トラックの燃料代や工場の電気代が上がると、野菜やパンの値段も上がります。エネルギー価格を抑えることは、実は「お弁当の値段」を守ることにも繋がっています。
【デメリット】今の「補助金」の悪いところ
借金で未来の自分たちを苦しめる?:
補助金には数兆円単位の税金が使われています。その多くは借金(国債)で賄われており、将来の僕たちが利子をつけて返すことになります。
「脱炭素」のやる気がなくなる?:
安く抑えられている間は、必死に節電したり、燃費の良い車に買い替えたりしようという動機が薄れます。結果的に、脱炭素社会地球温暖化防止のため炭素を出さない社会への歩みが遅れるという指摘もあります。
時事ゼミの視点:結局どう見るべき?
どっちも副作用があるけど、痛み止めを飲み続けるのも体に悪そうだね。」
僕たちが考えるべきは、「税金で安くし続けるのがいいのか、それとも高い価格を受け入れつつ、給料を上げる努力をするのがいいのか」というバランスです。


コメント