ナナ
「最近、高市早苗さんの『サナエノミクス』って言葉を聞くけど、もともとの『アベノミクス』を知らないと損するかな?」
凪道
「いい質問だね。サナエノミクスはアベノミクスの『進化系』を目指しているから、まずはその土台をフラットに理解しておくのが近道だよ。僕らの生活にどう響いたか、一緒に見てみよう。」
🕒 30秒でわかる!アベノミクスの「正体」
- 狙い: 日本経済を「デフレ物価と給料が下がり続ける状態。物が売れない→給料下がる→買わないの悪循環。」から脱出させること。
- いいこと: 株価が爆上がりし、就職率も改善。「仕事がない」という状況は減った。
- 怖いこと: 物価は上がったけど、僕たちの「実質的な給料」が追いつかず、格差が広がったという声も。
アベノミクスを「僕らの言葉」で翻訳すると?
アベノミクスは、一言で言うと「街中にお金をジャブジャブに流して、景気を無理やり盛り上げる作戦」です。そのために「3本の矢」という武器を使いました。
第1の矢:大胆な金融政策(お金を増やす)
世の中に回るお金の量を増やして「円安外貨に対して円の価値が下がること。輸出企業が儲かりやすくなる。
(クリックで詳細解説記事へ)」に誘導。輸出企業(トヨタなど)が儲かりやすくなりました。
例え: 学食の食券を大量発行して、みんなが「お金持ってる感」を出させるようなものです。
第2の矢:機動的な財政政策(国が使う)
不景気で民間がお金を使わないなら、国が公共事業などにお金を使い、直接的に景気を刺激しました。
第3の矢:成長戦略(ルールを変える)
企業が稼ぎやすいように規制を緩めたり、女性の社会進出を応援したりして、長く成長できる環境を作りました。
【メリット】僕たちの生活、ここが「おトク」になった?
最大の成果は「就職のしやすさ」と「資産運用」です。
就活が無双モードに
2012年(平成24年)ごろの「超就職氷河期」が終わり、有効求人倍率は過去最高水準へ。バイトの時給も上がり始めました。
出典:厚生労働省 一般職業紹介状況
株価が3倍近くに
日経平均株価は8,000円台から2万円超えへ(現在はさらに上昇)。新NISAなどを始めた人にとっては、大きな恩恵がありました。
出典:Yahoo!ファイナンス
【デメリット】僕たちの生活、ここが「ピンチ」になった?
一方で、手放しでは喜べない「格差と物価」の問題が残りました。
給料が物価に負けた
会社は儲かったけれど、僕たちの手元に来る「実質賃金給料の額面ではなく、実際に物を選んで買える力。給料が上がっても物価がそれ以上に上がると、実質賃金は下がる。」はなかなか増えず、スーパーの買い物が高く感じるようになりました。
出典:厚生労働省 毎月勤労統計調査
格差の拡大
株を持っている富裕層はさらに豊かになり、持たない若者や非正規雇用の方々との差が広がったという指摘があります。
| 項目 | アベノミクス前 (2012) | アベノミクス後 | 影響 |
|---|---|---|---|
| 日経平均株価 | 8,000円前後 | 2~4万円超 | 資産持ちがさらに潤う |
| 有効求人倍率 | 0.8倍 (1人1件ない) | 1.6倍超 (選び放題) | 若者の就職が楽になる |
| 身近な物価 | デフレ (安い) | インフレ (高い) | 財布が少し寂しくなる |
時事ゼミの視点:サナエノミクスへどう繋がる?
高市氏が掲げる「サナエノミクス」は、このアベノミクスの「3本の矢」を継承しつつ、特に「戦略的な財政出動(第2の矢)」と「成長投資(第3の矢)」を強化しようとしています。
ミミ
「なるほど!アベノミクスで良くなった部分を伸ばして、足りなかった『給料アップ』を本気でやろうとしてるのがサナエノミクスなんだね。」
凪道
「その通り。でも、さらにお金を使うことで『国の借金』や『物価高』がどうなるかというリスクもセットで議論されているんだ。どちらの意見が正しいか、次は自分なりにシミュレーションしてみよう。」

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